好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き大好き! どうやったらこの気持ち全部をあなたにあげられるのかずっとかんがえてたの! もうね、好きって言うだけじゃ足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない、ぜーんぜん足りないの! わたしたちの愛を言い表すには言葉なんて在り来たりで陳腐過ぎて言えば言うほど愛が腐っていくでしょう? ねえあなた、あなたならどうする? わたしならね、まず喋る口を綴じるわ、綺麗な白い糸で。あなたがよく似合うって誉めてくれた色よ。ウェディングドレスの色でもあるわね。次に喉を開いて声帯を取り出して二度と使えないようにバラバラにして、そうね、スープにでもしちゃいましょう。二人きりになれたお祝いに作るスープに。きっと美味しいわ。だってわたしの愛するあなたのお肉だもの! あなたもそう思うでしょう? だってあなたの愛するわたしのお肉だもの! それで最後に、最後に、最後に、……あら、何て言おうとしたのかしらわたし。でもとにかく、そうしたら二人の愛をえいえんに出来ると思うのよ。ねえ、どう? 笑ってないでちゃんと答えてよ。君に出来るはずがない? そうね、たしかにわたしったら鶏一羽捌くことも出来ないけど、でもね、あなたのためならわたし、何でも出来るのよ! 無敵なの! だから口を縫い綴じることも自分の喉を開いて声帯を取り出してバラバラにすることもあなたの口を縫い綴じることもあなたの喉を開いて声帯を取り出してバラバラにすることも出来るわ。出来るったら! 笑わないで! もう、でもあなただから赦しちゃおう。そうそれでね、口を綴じたらもう言葉でわたしたちの愛を汚すことは無くなるでしょう? だから行動で示すの、愛を。

……? あら、どうしてそんな顔をしているの? うふふ、大丈夫、そんなあなたも大好きよ!

好き好き大
アア、なんて虚しき叫びだらう!