八度目の真実

暗闇にてさようなら

ちゅうしよっか

うそは言ってないよほんとも言ってないけどさ

ゆららゆるりか

そこじゃないそっちじゃないこっちでもない

約千年越しのグッド・バイ

きっと恋　そして愛

君をこの腕に収めるまでにかかった10512000時間

生きている、息をしている

凍てはやの先にて

鹿の王

始まれば終わりまで一直線

ぐるぐる

溶けてしまえ融けてしまえ熔けてしまえ

これが錆び付いた片思いの終着点というのならなんて酷く惨い現実なのだろう

僕の血を紅として彩られた君の唇はこの世のなによりうつくしいと思う

腕一本如きで止まるものか

さっさと死ねたら楽だったのにね

ビフレストの手前で待ってる

たったたらら

鯨は約束のかたち

星の歌　海の産声

忘れてるだけ

そんな綺麗なもんじゃない

八月の産声は蝉の声

私の愛したばかやろう

交響せよ恋心

月下に花咲け

ラッタラッタラッタッタ

うるさいったらお黙りよ

音のない歌

七番目のリラ

かわいい子は閉じ込めちゃうのが吉っておみくじに書いてあったし

私はお前を選ばない

きけわたつみのこえ

明日の手前で待っている

ぼくらは互いに天の邪鬼

I love you. ぼくの誓い

You love me. きみの約束

I kiss you. ぼくの証明

You kiss me. きみの手形

I miss you. ぼくの秘密

You miss me. きみの内緒

俺の隣はお前だけ

なにを手放しても離さなかった唯ひとつ

千年一夜

ゆめみることはゆるしてね

残雪を裂いて春を呼べ

瑞祥よ高らかに

永久を約束するには些か脆く刹那を飛ぶにはあまりに強かで

夢物語を添えて死んでいくのさ

かっこうよく生きてくって、きっとこういうこと

泥にまみれて輝く鈍色

離さなかった、離せなかった

毛玉とじゃれあい

悟られては終い

牡丹の隣は芍薬と相場は決まっているのだ

けものの娘（獣/化物）

彼方此方に月は照るか

君と僕との十の命題

鯨のみる夢

竜の声

最果てにて君を待つ

メアリ・メアリの宝箱

彼はよき隣人であった

明け方、白い月

シザーハンズは夢をみる

ヒールにだってシアワセはあるのだ

絨毯爆撃

きっといつかのやさしさであなたはわたしに殺されるのね

エフを誓うにはまだ早い

ヴェールを裂いて奪い去ってよ

どんでんどんどん

けれどそれも愛なのだ

されど狂気は時としてうつくしい

爪痕

学生証を振り上げろ

卵が割れて火を噴いた

ベッド脇、転がった約束の形

血が赤いならまだ戦える

俺の女神さま

僕の天使ちゃん

私の蝋燭は両端から燃えてるの

深海はどこよりもにぎやかで

ハローいとしきクソヤロウ

無惨にも平和だ

あなたは

きみのかなしみをたべにきました

午後二時の平和に、あんたの眼は海を溢れさせていた

星を零したそのお口はどんな味がするのでしょう

花が咲く爪先

ベガが呼んでいるので

あの子が聞いた竪琴のかおりは遠い空の色でしたか

海色の恒星だけを選んで渡っていく

あなたの心音を私にください

迷子の学校

きみの絵本で待ってます

八番目はまだ早い

真夜中の心音

二十八日間限定品

真昼のてのひら

一人と一人で二人になる

きっとやさしかった世界の話

あいでみたされている

おはよう、わたしのねぼすけさん

例えばその日暮らしのワシミミズクとか

ルーティンワークを投げ出す明日

わたしのかみさま

やさしい悪魔ちゃん

どうやら思っていたより愛されてたみたい

引っ掴んで取り戻すのデス！

不安なんか星まで蹴飛ばして

気づいた時には手遅れだったなら

例えば寝言であっても嬉しい

兎の空

一生分のつもりで笑ってた

一年分のつもりで泣いていた

さよならのかたちをした唇はいつだって世界で一番やさしい

サマー・グッデイ

第一志望は人間です

起きたらすっかり外が求めてる

数か月乗ってて着替える気が失せる

分母と分子が仲違い

猫が幸せならそれで

悲しみの底で死ね

うろこのまんげつ

不条理を刀に

さよならの練習をいつだってしている

千年戦争

リリィ、それではあまりにもむごい所業だよ

銀雷は遠く光って消えた

睦言はお互いの耳元だけで

ないしょ、ないしょ、二人だけの秘密のお話

ひっそりと静かに紡ぐ約束

ほんの少しの愛だけを落としていく

二人きり、囁き合って未来を夢見るの

ハロー、p.m.

捜査官の操作感

星のライター

七月の恋人

海をとじ込めた硝子玉

999本の愛

毎日君に真っ赤な薔薇を贈ろう

心臓は完売しました

五月の言葉が壊れたから

左小指に付いた糸を引っ張る

時計は取り戻す

二人だけの秘密の七時

海を跨ぐ

あなたにやさしい夜の帳が

辛うじて人間だった人たち

宇宙のバッテリー残量

明日を生きる命をくれ

また君に会える

優しい嘘ならいらないんだ

星の廻し方

きっと静かに終わってく

夜とはぐれた

地球に鳴り響く蛍の声

春を迎撃

昼に憧れて撃ち落とす

午後の星

瓦礫を壊された夢

白いばかりのその心

マウスの心

原稿用紙二枚分の夢と希望

がらんどうのカリスマ

左手は現実

透き通るような闇

親指折れた、こころはまだ

いのちをあやめるということ、すなわちそれはじぶんをひていするということ

あのね、ぼくはね

ひとつのからだにふたつの心臓

ふたつのたましいにひとつの頭

（ねはらくぼ、ねのあ）

いきましょう、どこまでも

だったら宇宙の端っこまで

闇夜を裂いて光の海へ

あの先になにがあるというの

未来の約束と待ってて

たぶん、きっと、そこは

世界はあと何度わたしを挫けば気が済むのでしょう

幸福の窒息死

人身事故と神殺し

やわらかくわらえ（笑え／嗤え／哂え／微笑え）

そうして彼は静かに解けていった

幸せを数えていったら指が足りなくなった

羊水が涸れてできた砂漠

生まれる前に知っていた景色

胎の中で宇宙に抱かれてた

セイメイのレキシを辿って

確かにこのあしで踏んだくさはら

木霊と遊んだ原生の森

シダの木漏れ日覚えてる

七色に照り栄えるうなばらで初めてのともだちと泳いでいたのよ、わたし

あのね、月に居たの、ゆらゆらって

ふわふわエディアカラ

地球もママのお腹に居たわ

わたし、あのひかりから来たの、ぐうるりって通って来たの

ぬくぬく

もうすぐですよ、世界

個体ひとつのいのちの果ては

泥濘

いいから抱かれておしまいなさいな

花追いのひと

電子の砂漠で文字を呟く

（ぼく知ってるよ、母さんのほんと）

それならばさあ、さよならのうたをばかみたいに明るく賑やかに歌おうじゃないか

その日、ぼくの世界は確かに息絶えたのです

恐竜が消えたほんとうの理由

ぼくの世界が途絶えた日のこと

鉄の心臓

ノスタルジアに沈む

とあるイフの可能性

「なんだか興味なさそうね」

「当たり前だ、過ぎ去った未来の話をしたところで何が変わる。興味が沸く沸かない以前の話だろうが」

アイラブユーの代わりのことば

不揃いな歯をみせてわらってちょうだいな

息をする彫像

純白を呑み込む

永遠を否定する運命論者

結局のところ、僕の気持ちはそのたったＸ文字に収束されるわけで

手折られるならあなたがいい

本日、置物から生き物へと昇格いたしました

源流

桜を食むひと

ならば緩やかに死ね

一二〇億光年への夢

原点回帰

遺伝子の底

億千万の孤独に押し潰されて

花喰い

頚枷

折り曲げた五十二本の平行線

どういたしましてなんて言わないよ

鮮やかに黒

四十九日の約束

十三番目の最愛

河を渡る日

いちごオレ争奪戦

梨を剥いてくれませんか

発熱うさぎの夜

最初にたった大地は赤かった

広い広い二番目の胎内

三月に鱗を脱いだ魚

卯月の新妻

プラス五センチの世界

濁りきった無実

七度目の冤罪

発火点は摂氏-273℃

住むには少しばかり狭かった九十九番目の星

最後にみた月は青かった

ハロウ、ニュー、ワールド

今年もさよなら

櫛が折れたので私今日はお嫁に行けません

ばかなんじゃないかと思います

成り下がるなよ

透明の魚

多分、きっと、いとしいという思慕だったのでしょう、それは

あいしてる、と彼女の唇が紡ぐさまはなんとまあ空虚で哀しいことか

おまえには、わたしのようになってほしくなかったので、裏切りました

謝罪なんて意味を持たないことくらい、知ってる

苦しいほど、お互いしか見えていないふたりなのに。哀しいほど、お互いしか想っていないふたりなのに。

一目でいい、きみの顔をみたいの

ばいばい、さよなら、きっとほんとうにあいしてたひと

桜が散ったら逢いにゆきます

海の鱗

たくさん抱きしめてください。たくさんキスしてください。セックスよりもそちらの方があいされているという実感がありますので。

共鳴

拾われた欲情を奪い返して捨ててみたの

知ってましたけど

貪れ骸

あの日の続きを今ここから

残酷なまでにひろいこの世界、この海原。それでもここから離れられないこころを携えて生きていくのです。

わたつみの懐にて惰眠

Oh yeah、それでも世界は廻ってる

硝子の灯

水底の鱗

孤帆の遠影

つきのうみでおやすみ

ゆうらり、ゆらり

こぶねにゆられて

とおくむこうでかあさんがよんでる

ああなつかしいこもりうた

いだくうではやさしくて

やわらかいたいおんにひとつしずくがおちた

ゆめうつつをたゆたいながら

もうおねむりなさい

（きっとあしたもよいいちにちになるでしょう）

凛々、ふたつの立ち姿

ハロホルム

また明日、殺し逢いましょう

透明の輪郭

スロウ・スロウ・スロウ

涙なんかない心なんかない命なんかない

さよならの代わりにおやすみを

あの日のまま動かないぼく

うたかたに

徒然なるまま

とつきとおかの滞在期間

六月の咆哮

殺し合って生を知る

名前も呼べないほどに大切な

記憶に残るはずがない

気付かぬ振りは疲れた

同等なんてどこにもない

要するにお互いベタ惚れ

自分のそれより愛しいいのち

誰も解らぬにんげんの条件

誰も気付かぬこころの定義

人間性をこそぎ落としてみました

さて世界を覆すと云ふのは中中にむつかしい

網膜の奥底

壊れて飛び散った世界はもう戻らないのに

螺子を巻く夜

息苦しいならいっそ辞めてしまえ

果たして君が思うほどひとは優しいのだろうか

世界に傷つけられたひと

零値

きみのからだもこころも実際的な意味でも法的な意味でも全部全部欲しいけど、やっぱり一番はきみのいのちを物にしたいね

それはまるでひかりのような

被破壊願望

ただの物体に早く変えてよ

星のこども

七月の海を游ごうか

そんで結局

今夜零時、あなたの大事なものを拐いに参ります

ちちははの跡

希ガスの視る夢

ハロゲンはあとひとつを所望する

世界のかたちをつくるものたち

瞬間、世界は息を潜める

笑えや笑え

マリア、きみは優しすぎるよ

君と僕との間に横たわる漸近線

なんといってもその言葉、捕まえておくことが難しくて

遠く手を振る君がただ愛しいと

死んでもいいと思えるほどのひとに逢えて本当に幸せです

世界の選択権を僕にください

かみさまに望まれない命の行方

誰かの幸せを祈ることを美徳とするならば

好きだと泣くことも出来ないわたし

ハロー、リトル

きっとやさしかったのだろう

肉も骨も斬らせて命を断ってやるよ

残念なことに右目は空っぽだ

心が潰れる音を聴いた

悔しいことに、今日も無様に息をしている

焼けるように痛んだ

ユグドラシルに逆さ吊り

宣誓

自由落下する機嫌

自分が行方不明です

本題を埋葬

あちら側

きみと酸素がなければ世界が終わる

シー・オー・ツー

グッナイいとしい子

ねむたい

砂粒よりちっぽけなぼくのにんげんの部分

残念、こいつの薬指はもう俺が予約したから

煩悩の賞味期限

本能に帰還

頭のいいバカってほんとにいたんだな

一人だけど独りじゃない

喉でつかえるたった一言

呼吸が出来ない、きみのせいだ

平等という不平等

還っておいでよいつでもスープを用意してるから

雨垂れカーテン

眼帯の下を見せて

包帯にくるまれた夢

たぶん、これはいつになっても追い付くことの出来ない場所なのでしょう

脳みそごと抱き締めたいよ

最期の吐息を吸い取った

ハローグッバイ、マイワールド

そうすればさよならを奏でられる

瓶詰めのきみ

指先に伝うあいしてる

吐息、いただきます

欲しい欲しい欲しい手に入れたい

Call me, call me, call me.

知らねばならぬことだとしても

だって誰にも譲りたくない

祈ることしか出来ないけれど、祈ることだけは出来るよ

優しさだけでは生きて往けないのだよ、愛する我が子

きみの腕に恋慕

やさしすぎて鬼と成る

暮れなずむ光

TOMODACHIの響き

不死鳥

おかえりと、ただいまと

キスをするには近すぎて、手を繋ぐには遠すぎた

ねえ、君を食べたいんだけど、俺はどうすればいい？

んなことほざいて笑うなよ

萌芽

凪に唄えば

向こうとこちらの渡し舟

（戯言にもなりやしない）

おおきいのとちいさいの

可視界

羊水に還る

優しいことは決して易しいわけではなく、また易しいことは決して優しいわけではない

かえりたい

母の味

叫び

I'm home.

え、だって、ねーえ？　好きなんだもの、ねーえ？

過去形の強さと進行形の弱体化

今までどれだけ苦しめられてきていても、

さて、何と始めればいいのかさっぱりだ

崩壊していくこの世界には到底不釣り合い

もういいから手を離してよ

最期の逢瀬

穏やかな世界が崩れ始めた

元より狂った自分は信用してないが

激情のあとの、穏やかな凪（そうしてただ彼女の言葉を待つ）

暁を覚えずまた眠る

昔に囚われて動けないまま、終焉

（しかし彼はそれを否定してまた穏やかに笑う）

理性ではない直感

それは、ただのあなたのエゴでしょう

あなたからただ逃げるだけの今世紀最大のミッション

イッツアカラフルデイズ！

謳えスイートピー　青春の喜び

クローバーを探しに　幸せ

ブレティラを懐いて笑え　変わらぬ愛

アザレアを知らぬ子供　愛されて幸せ

カランコエが咲いたなら 幸福の訪れ

さあさこれでお話はお終まい。子供は寝ましょ、とっぴんぱらりのぷう

生きることと活きることの相違

そうしてみいんな死んでしまいましたとさ

その刃は彼そのものだった

ゆらり。

瞳の中の虹の魚

戯言は戯言でしかなく格言にはなりえないんだよ、そう嘯くほどには賢いつもりさ

優しく在りたいと願う指先に留まるのは不幸ばかりなのよ。

そうして世界は廻るのです

世界が僕の泪に沈没

どうか嫌いになってちょうだいと泣くきみを抱き締める腕は幼く弱く、

白の追悼

夕陽に佇む街並み、角に立つ君待ちの僕

涙、泪、涕（そろそろ僕は溺死しそうだ）

愛は哀より出でて哀より不可視

その掌がやさしくて

なきたいほどのいのちにであったことはあるかい

血染めの青さに僕は嗤う

矛盾した理論で看破された残骸はそこにあるよ

いとしいのです、ただいとしいのです、もうあなた以外の誰かを愛することはできないほどにいとしいのです、でも、だから、あなたには僕を愛してほしくないのです

ボトルシップは海を臨む

メーデーメーデーエマージェンシー、君への恋に溺死寸前の僕から君に送る救難信号を、どうか受け取ってはくれないか

いのちのおと

ニルバーナのその先に

只今昼寝中

相対性運命論

紙飛行機に愛を乗せて

その幸せならあそこの陽溜まりに置いてきた

この世界は、想うほど美しくはないんだよ

昨日、今日、明日（今までもこれからも、君と）

陽溜まりを歩く

そんな僕らのそんな日常

陽射しの中で

守るために、刀を。友のために、誓いを。

そして詐欺師は空に溺れる

しあわせになりたい

のんびりマイウェイ

屋上エスケープ

気紛れランデブー

届かなかったアンコール

アレグロエブリディ

青春アンビバレンス！

注射針の痕が消えない

ある夕暮れにおもうこと

霞の代わりに虚無感だけを喰って生きているアクアリウムのケロイドの深海魚たちは示し合わせたように同じ名前を持っている

虚無感を食い潰してマイニチマイニチブクブクと膨らみ続けている

好き好き大好き

いきものに成るってつまり価値が上がるってことで、おきものに成るってつまり価値が下がるってことだよね

いきるって、なに？

ハチドリ

40℃は微熱です

きっと今年は厄年なんだそうに決まってる！

きっとこの場所こそが僕の現実

Thanks, my Dear.

どこまでも白白しい

四十八角の角を伸ばせ

ワンツッスリーで五十回目のターン

嘘吐き記念その五十一

今だけのご奉仕

公演八十五度目の奪還劇

憎まれランク八十七位（良いのか悪いのかさっぱりだ）

背番号92

苦渋の有罪判決

只今九十五パーセント割引実施中

九十八枚目のドレスを試着

罪だらけの穢い醜いわたしですが、想うことだけはどうか赦して

一手死合うて貰えぬか

だって世界はこんなにも美しい！

パシフィリカ

夢現。

旅は道連れ世は情け